「その日」とは、映画「おくりびと」やドラマ「風のガーデン」などで描かれた日のことで、
古くは北野監督の「HANA-BI」などでも描かれたテーマです。
愛する人を、それぞれがどのように送り出していくのか、あるいは
愛する人は「その日」を迎えるにあたって、どのような態度でいるのか。
そんなことが描かれています。
劇中に飛行機が雲をつくって飛んでいくシーンが象徴的に出てきますが、
これはユーミンの曲を意識していたんでしょうか。
あの曲も同じようなテーマでしたよね。
私が好きだったのは、ふたりで心を合わせて、想い出の街角を巡るシーンかな。
私自身のことで言えば、好きな女の子と街や風景を巡ったとき
街や風景よりも女の子の方がよくって、女の子ばかり見ていたり
街や風景に思い入れが強すぎて、女の子の気持ちをおいてけぼりにしてしまうようなこと
ばかりだったかもしれません。
同じようなレベルで両立できれば、ホント素晴らしい日になりますね。
映画の二人にはそれがあって、羨ましく感じました。

もうひとつ、劇中永作博美が、寄り添いながら
あなたが仕事をしているそばで
私は猫みたいにまるまって眠る
それが私のしあわせ
と、ぶっきらぼうにしてるナンチャンに言ってました。
これ、男は幸せに感じると思いますが、
女の人って、こんなこと思うもんなんでしょうか?
そうあって欲しいなと願いますし、憧れますが
そうなんだと思いこんで生きてると、
そんなことあるわけないじゃないって笑われそうな気も
するんですよね~
どうなんでしょう?
大林監督ってたぶん、私たちが普通感じることよりはるかに多くのことに対して
やさしいなぁとかきれいだなぁとか感じてるんだと思います。
だからどうしても、あれも美しいこれもやさしいと、
てんこ盛りになりがちなんじゃないでしょうか。
この作品にも人によっては受け止めきれないと思われるエピソードも入っていて、
そこがちょっぴり残念かなぁと思いました。
やっぱり特別なことなんですかね~
ただ、そばに居てくれるだけで
メチャ幸せだと思います^^
この映画の永作さん、評判いいみたいですね。
大林映画では、
「青春デンデケデケデケ」と
「なごり雪」が好きです。
前者は最初から、
後者は深読みしていくうちに好きになりました。
両方とも男の子向け…かな?
希望が持てそうな気分になってきました^^
その場の空気を共有できるだけでも
見ているだけでも・・嬉しいです♪
勇気づけられるコメント、ありがとうございます^^
作品中の出来事も、あながち夢物語でもなさそうですね♪
私もそうしたいですね~♪
うちはダメそうですけど(笑)
是非チャレンジして、
結果を教えてください(笑)
最初は、言ってみるだけで…♪
それが私のしあわせ」
このセリフ、永作さんだからこそ映画を見てなくともすごく説得力がありますね。
そして、その相手がナンチャンだということも。
そして、これだけで多くのことを考えさせてしまう、大林監督のキャスティングの巧みさ。
普段映画をあまり見ない私も、この作品みたくなってしまいました。
コメント欄からすると。2009年の情報なんですね。
永作博美さんいつまでも若いです。
おっしゃる通り、上手なキャスティングですよね♪
永作博美さん、
元アイドルからの理想的な歳の重ね方かもしれませんね♪
ネコ好きということもありますが、幸せの原型の一つだと思います。
(ちょくちょくご訪問いただき、ありがとうございます。)
同じように感じていただいて、とっても嬉しいです♪