2009年09月11日

ラヴィン・ユー-「SONG TO SOUL」

「SONG TO SOUL」にミニー・リパートンの「ラヴィン・ユー」がとりあげられていました。
この曲は、なかなか思い出深い曲です。
この曲、いまでこそ再評価されて、カバーされることも多いですが、
一時期は幻の曲のようになっていたように記憶しています。

ミニーリパートン.jpg

この曲を最初に聴いたのは、かなり昔のこと。
ラジオのベストテン番組だったと思います。
確か日本の洋楽チャートでベストテンの中位くらいまでいってたんじゃないでしょうか。
ロック全盛の時代に、この曲とか、ジャニス・イアンの「17才の頃」とか、
たま~に物静かな曲がランクインしてきて、「なんで?」と思っていました。
「SONG TO SOUL」の中でも、ドラムやベースの入ってないこの曲をシングルにするのを、
レコード会社は猛反対したというエピソードが語られていましたね。
私自身にも音楽を聴き解くリテラシーみたいなものが明らかに不足していて、
この愛らしい素敵な小曲を、ただただ突然高音で歌い出す、
ちょっと奇っ怪で面白い曲という楽しみ方をしていました。
ですから、たびたびまねて歌いましたが、エアチェックさえせずじまいでしたし、
世の中からもいつの間にか忘れ去られていってしまいました。

時が経ち、自分にも何かしらの味わいみたいなものが少しずつわかる年頃になった頃、
下北沢にあった、「Zaji」という店で再びこの曲を聴きました。
そして久しぶりに聴いたら、懐かしさとともにたまらなく好きになってしまって…
当時、六本木に出来たばかりだったセゾン系の「WAVE」というレコード屋を中心に、
探しに探しまわりましたが…、手に入らなかったですね~
ちょうどレコードからCDへ替わる端境期で、
CD化されてない名盤がたっくさんあった時期です。
なかなか忘れ去られていたミニー・リパートンにまでは順番がまわってこないようでした。

それから数年、90年代に入って、突然、ラジオから「ラヴィン・ユー」が流れました。
それが、ジャネット・ケイのカバーした「ラヴィン・ユー」です。
その曲は注目を浴び、その効果でオリジナルのミニー版も見直され、
ついにCDが発売されました。
CMにも使われ出し、その後の定番化の流れは皆さんもご存じのとおりです。

「ラヴィン・ユー」をつくったのは、ミニーの旦那さんだそうです。
「SONG TO SOUL」を観てたら、ミニーを心底愛していたからできた曲だということがよくわかりました。
曲中に流れる小鳥のさえずりも、自然の野山でさえなかなか聞けないくらいにやさしい声ですね。
全米ナンバーワンヒットに輝いたのも納得の名曲です。

ミニーリパートン2.jpg

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アイム・ノット・イン・ラブ-「SONG TO SOUL」
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posted by @ミック at 00:26| Comment(24) | TrackBack(0) | 洋楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
大好きな曲です~~~!!
Posted by fumilin at 2009年09月11日 00:58
fumilinさん、こんばんは^^
いいですよね~~~!!
Posted by @ミック at 2009年09月11日 01:43
へぇ~
てっきり ジャネット・ケイのものが、オリジナルだと思っていました。
言われてみれば、オリジナルも聞いた事あるなぁ~
認識不足でした。。
Posted by まちびとん at 2009年09月11日 02:23
まちびとんさん、こんばんは^^
番組には、ジャネット・ケイもでてましたよ。
オリジナルで高音で歌われている部分は、
わざと普通に歌ったと言ってました。
Posted by @ミック at 2009年09月11日 02:34
おはようございます億への細道です。
訪問&nice!ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
応援 ポチッ ポチッ っとしました。
Posted by mydreamtoday at 2009年09月11日 09:10
mydreamtodayさん、おはようございます^^
よろしくお願いいたします。
Posted by @ミック at 2009年09月11日 09:12
この曲、実は子守唄なんですよね。
普通に愛の歌だと思っている人が結構いますが・・・
Posted by アリア・ポコテン at 2009年09月11日 09:42
アリア・ポコテンさん、コメントありがとうございます。
ミニーはリリース前に歌詞を変えて、
生まれて間もない娘の子守唄替わりにしていたようですね。
そのエピソードも番組で語られていましたよ。
きっとぐっすり眠れたことでしょう^^
Posted by @ミック at 2009年09月11日 10:05
アリア・ポコテンさんに賛同。
日本人アーティスト(仮称Mさん)が、最高のラブソングだとか言って歌い始めるライブCDがあるのですが、上っ面だけのコピーをカバーだとか言って、オリジナルからは遠くかけ離れた愛の無い駄作で商売にするなと叫びたいです。これ歌ってる日本人の(自称)アーティスト相当数いますが、もうなんとも…(-_-;)
Posted by 悪魔くん at 2009年09月11日 11:59
悪魔くんさん、こんにちは^^
オリジナルにはなかなか勝てませんよね。
Posted by @ミック at 2009年09月11日 12:07
彼女以外のLovin'Youはありえません^^
Posted by かおり at 2009年09月11日 15:34
かおりさん、コメントありがとうございます。
私もやっぱり、ご本人のが一番好きです^^
Posted by @ミック at 2009年09月11日 17:03
ミニー リパートンって黒人だったんですね!
知りませんでした
ラヴィンユーは名曲ですね!
Posted by hir at 2009年09月11日 18:36
ラヴィンユーは大好きな名曲です。
やはり名曲だからカバーされるんでしょうね。
心地よい癒される曲ですね!
Posted by ram at 2009年09月11日 18:57
hirさん、こんばんは^^
そういわれると、声じゃわかんないかも…
番組では当時の黒人女性歌手が歌う曲らしくないシンプルなアレンジ、といってました。
Posted by @ミック at 2009年09月11日 19:05
ramさん、コメントありがとうございます。
ホント、癒されますね^^
Posted by @ミック at 2009年09月11日 19:07
チークタイムの定番でした!!(^^;
Posted by MONSTER ZERO at 2017年04月11日 08:54
ミニー・リパートンのラヴィンユー大好きです

ちょっと走り気味なのにそれがまた良くて、とても癒されます

収録アルバムの「Perfect Angel」も最高ですね
Posted by suhr0045 at 2017年04月11日 17:58
MONSTER ZEROさん、コメントありがとうございます^^
可愛らしい曲でチークですね♪
Posted by @ミック at 2017年04月11日 21:36
suhr0045さん、コメントありがとうございます^^
後年、再評価されることになって嬉しいですね♪
Posted by @ミック at 2017年04月11日 21:40
ギターだけの伴奏に、エレキギター、ベース、ドラムを(本人達の許可なく)勝手に加えてヒットさせたのが「サウンド・オブ・サイレンス」ですが、この曲は爽やかな感じの曲だから、ドラムやベースは似合いませんね(^^;;
何故か、私の持っている70年代のヒット曲を集めたコンセプトアルバム「ロック帝国(11枚組)」にも収録されています(^_^)v
Posted by 風来鶏 at 2017年04月12日 10:34
風来鶏さん、コメントありがとうございます^^
かわりに小鳥のさえずりが入ってますよね♪
Posted by @ミック at 2017年04月12日 22:16
しみじみと、心に沁みる、名曲です。
ミニー・リパートンさん、若くしてこの世を去ったのは残念ですね。。。
Posted by 芝浦鉄親父 at 2017年04月13日 12:41
芝浦鉄親父さん、コメントありがとうございます^^
そうですね、
そうじゃなかったら、
もっと別のヒット曲も聴けたかもしれませんよね。
Posted by @ミック at 2017年04月13日 20:31
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